日立Astemoの鉄道車両用オイルダンパーは、1940年に自動車向けショックアブソーバーの技術をもとに開発されました。現在は、上下動ダンパー、左右動ダンパー、ヨーダンパー、車両間ヨーダンパー、パンタグラフ向けダンパーなど多岐にわたります。日立Astemoの鉄道車両向けオイルダンパーは、「TOKICO」ブランドとして日本国内および海外で高く評価されています。
上下動オイルダンパー
一次系(車軸と台車枠)や二次系(台車と車体の間)に上下方向に取り付けて、上下の振動を吸収します。
左右動ダンパー
台車と車体の間に左右方向に取り付けて、左右の振動を吸収します。
ヨーダンパー
台車と車体の間に進行方向に取り付けて、台車のヨーイング(蛇行動)を抑えて乗り心地向上をはかります。
車体間ヨーダンパー
車体間の進行方向に取り付けて、車体の旋回運動を抑えて乗り心地向上をはかります。
可変減衰ダンパーシステム
車体の上下振動を抑制するよう、ダンパーの減衰力をリアルタイムに制御し、乗り心地を大幅に向上させます。可変減衰ダンパー、加速度センサー、及び制御装置から構成されます。